【書評96】感じるマネジメント

リクルート HCソリューションズ著

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本好きの独り言・・


人との出会い同様、本との出会いにも
時として不思議な縁や力を感じることがある。


数ヶ月間会社のデスクに放置していたのに、
なぜか今日突然ふと目に留まって営業カバンの中に突っ込んだ一冊。

お客様のアポイントを待つ時間に読み始めたら、
あまりに今の私が抱えている疑問にストレートに答えてあって
誰かが私の心の中を見てるみたいでびっくりした。

あんまりびっくりしたので、
まだ読みかけだが、今日ここに反芻したいと思う。

●日本企業で「雇用の多様化」が急速に進みました。
 それまで新卒で入社した正社員が当たり前だった職場に、
 中途入社、契約社員、派遣、インディペンデント・コントラクター
 (独立請負業者)など、さまざまな人々が加わるようになりました。
 (中略)
 画一化・同質性を前提としたマネジメントが成り立たなくなり、
 「そもそも論」の必要性が増したのです。

聞き手に対する共感の姿勢がない話し手に、聞き手は
 共感することができない。
教訓は実にシンプルです。

●理念と自分のつながりを語る。
 理念と相手のつながりを問う。
 自分と相手のつながりを見極め、つながりをつくる。
 「つながりを生み出す力」を信じ、そのために
 「つながりを生み出す力」をつける。

●「確かに仕組みは有効です。でもね、千の仕組みよりも
 一つのパフォーマンスが大事なんですよ。
 つまり、経営者が自ら実践することです」

●すべての基礎として「トップの意志と言動」がある。

●優れた文学作品を読むとき、あるいは優れた映画を見るとき、
 私たちは、その作品という「コンテンツ」を自分の脳に
 「ダウンロード」しているわけではありません。
 登場人物に自分や身近な人々を投影させながら、
 気付きやひらめき、振り返りといった脳の作用を楽しんでいるのです。
 コンテンツと自分自身の「つながり」を見出しているのです。

●相手の心の中にある宝物を、相手と一緒に見つけながら、
 共に豊かになる。

●経営者であれ、伝道師役の現場リーダーであれ、
 大切なことは、理念の体現に真摯に取り組む、という、
 決意なのです。


HCソリューション・グループとは

2001年10月に設立された、
株式会社リクリートの戦略人事コンサルティング部門。

「デンソー・スピリット共有プロジェクト」を通して、
企業における理念とは何かを問いかける内容だ。


理念とは、企業における判断や意思決定、
行動の基準となるような思想や哲学をいう。

社是、経営理念、ビジョン、ミッション、バリュー、行動規範などが
含まれる。


人の価値を信じる


企業は、それぞれ個別の経験値や価値観を持った人間が
一つの目標に向かって協力し合い結果を出す場だ。

それぞれが個別の判断基準を適用していたのでは
当然同じ方向に力を合わせることはできない。

その「個人の価値観」と「企業としての目標・結果」の
ギャップを埋め、企業として一貫した意思決定をもたらす基軸が
企業理念である、というのが私なりの解釈である。


明確な実績や成功事例が多数あり、
「仕組み」が出来上がった大企業であれば、
現場レベルでそこまで理念を意識する必要はないかもしれない。

事実、私が以前、期間としては一番長く勤めた大企業の
「企業理念は?」と聞かれても全然答えられない。


でも、組織の規模が小さくなればなるほど、
また事業モデル不安定であればあるほど
理念を共有することの重要性を強く感じることがある。


なぜならば。

私が思うに・・・

ぶっちゃけ、ベンチャー企業において、
何をやったらうまくいくのかなんて誰にも答えがわからないからだ。。
事実として実績がないなら、あとはもう全力で「信じる」しかないじゃん、的な(笑)。


ビジョナリー・カンパニーの中にも、
「どんな理念を制定したかが重要なのではなくて、
その企業がどれだけ本気でその理念を貫いたかが重要だ」

というような表現がある。


実際のデータとして、早い段階で理念浸透に成功した企業が
その後大きな成長を遂げているという。


つまり、「感じる」かどうか


弊社では、この本のタイトル同様、
意思決定において、「感じる」がキーワードだったりする。


個人はそれぞれに考え方や強みが違う。
その「違い」こそが企業の財産であり、
組織で仕事をする意味だと私は思っている。
●個人の自由を尊重し、お互いを認め合うこと
●共に成長するために同じ方向に向かっていくための強い動機付け
この二つの一見相反する要素をつなげる上で
真面目な話、「感じる」かどうかはけっこう重要だ。


私もまだまだ修行中の身なので、
最終的に組織や人を動かすものが何かなんてわからない。


でも、そこにいる全員が、
ここでこの人たちと一緒に成長したいなと思いながら
仕事ができる環境があったら、
そして自分自身の成長がそのまま事業の成長にもつながって
どんどんその輪が大きく広がっていったら、
会社が単なる生活の糧ではなく、そういう自己実現の場だったら、
なんかめちゃくちゃ素敵じゃないかと心底思うのだ。


言うは易し・・・


はい。でも何事もまず望まないことには実現しないので
とりあえずこの場で決意表明します!

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