【書評150】キャリアをつくる9つの習慣~これが価値を生み出す最新の働き方だ~

高橋俊介著

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キャリアとは何か


今週は一日少ないからか、やたらと忙しい。


「忙しい」っていう言葉はあまり好きじゃないから、
「業務が立て込んでいる」(笑)。


今日は朝晩の営業活動の合間のわずかな帰社時間に、
間髪あげずに3名連続で中途採用の面接をさせていただいた。


知人の人材会社社長プレゼンツ。
ご手配ありがとうございました。

そして、お越しくださった皆様も。


で、面接をすると決まって思うのが、
この時代のキャリアって本当に難しい問題だということ。

正解がないし。


私みたいにがむしゃらに働いて結果を出すのが楽しい人間は
ある意味幸せかもしれない。


仕事にプライオリティが高くない人の場合、
どういう風にキャリアを考えるんだろう。
ライフワークバランスの時代だから、
一生懸命働くことが決して幸せなことではないし、
今後、勤務形態や外注比率、国籍などの属性も今後ますます多様化していくだろうから、
様々な個人の価値観をうまく融合して組織としての成果に結集できる企業が
勝ち残っていくのかなと思う。

●世に流通しているキャリアづくりの方法論や考え方は、
 最初に高い目標をもつことを説くものがほとんどだが、
 それはコミットメント系の達成動機やパワー動機などをもった人にとってのみ
 有効なのであって、決して万人向けではないのである。

 目標主義が大手を振っているのは、成功者といわれている創業経営者や
 トップアスリートたちに、上昇系の動機をもっている人が多いからにすぎない。
 そういう動機の弱い人が無理やり上昇志向をもとうとしてもうまく機能しない

●顧客自身も気づいていない欲望や欲求を先回りして発見し
 「あなたのほしいものはこれですね」と価値を提供できるのが、
 本当のプロフェッショナルなのである。

●プロフェッショナルとサラリーマンの違いはなにかといえば、
 それは仕事を通じて価値を生み出し、それを顧客や社会に提供することを
 常に意識しているかどうかの差だ。

●情熱さえあればわかってもらえるというのは幻想に過ぎない。
 人を説得に必要なのは、誰にも負けない情熱ではなく、
 自分がこの人ならどう思うかという、
 相手の立場に立ったシュミレーションなのである。

●価値観の違う他者を理解するためには、自分を知らなければならない。
 (中略)
 (自分の)極端に強い動機に基づく行動は、そうするのが当然だと無意識に考え、
 他者にも同じことを求めがちだし、逆に、動機が弱いものは、
 そんなことをしても意味がないと思ってなかなかやらないので、
 その動機をもった人を不快にしてしまう。

●(これから先は)職種や業種が異なるのは当たり前、
 経験や人生観などもまるで違うような人であってもなんとか説得し、
 共通の目的のために働いてもらわなければ、仕事にならなくなってくる。

●求められているのは、上下関係のないところで人を巻き込み、
 動かしていく「横型のリーダーシップ」、あるいは「ソフトリーダーシップ」であり、
 それができる能力をもった人なのである。

●これからは、フリーエージェント型の働き方が主流になってくるだろう。
 そして、そういう働き方をする人たちには、ワークとライフは
 セパレーション(分離)するものではなく、インテグレイト(統合)するものと
 考える特徴がある。

●現在のような変化の激しい時代には、むしろ公私混同、
 あるいは公私混流して、開かれた多様な社会関係資本をつくっている人のほうが、
 仕事でも多くのベネフィットを得ることができるのである。

●仕事とはまったく別の役割をこなすシャドー・ワークのようなものは、
 自分の人生にどんどん取り入れていったほうがいい。


ワークライフ統合の時代

特に引用箇所の最後の三つに私は大賛成だ。


仕事とプライベートを切り分けるのが良いっていう風潮もあるけど、
これから先は、自分の人生を、仕事「と」プライベートとかっていう、
単純な二つのカテゴリに分けること自体がナンセンスな気がする。

一つの会社に属して、一種類の仕事だけをこなし、
9:00~17:00までは会社に拘束される、というような
子供の頃の夏休みの時間割みたいに、
人生を時間ごとに塗り分けるような考え方に私は違和感がある。

一人の人間の人生なのだから、
5時まで仕事の顔で、5時1分からプライベートの顔なんて、
スイッチをひねるように切り替えられる訳ではない。


だから時間で一日を区切るのではなく、プロジェクト単位で
幾つもの顔を持っている状態が私的には理想だ。


この本で言うところの「ワークライフ統合の時代」というやつに
近いかもしれない。


例えば、

メインでやってる仕事、
知人のパートナーとして手伝っている別事業、
家族や友人との遊びの計画、
趣味の向上、
地域のボランティア団体の運営、

とか、そんなふうに。


それぞれのプロジェクトが充分に機能しているのであれば、
それぞれのプロジェクトに何時間ずつ使おうとそれは本人の自由だ。

自分の大切な人生の時間なんだから、できれば好きなように使いたい。

とはいえ、この域に行くにはやはりかなりの実力と強い自立心が必要だ。
自分一人の力で稼げる高いスキルと経験はそう簡単に手に入るものではない。


だから外部環境の力を借りて、(一定の企業に属して)、
やらなければならいことを習慣化したり、
仕事やマネジメントの経験を積ませてもらったりすることは、
それはそれでとても重要なことだと思うから、
人生経験の足りないうちはそうやって修行し、
力を蓄えながら徐々に自分の人生の時間割を自分でコントロールする方向に
シフトしていく。


私自身そんなふうにこれからのキャリアを積んでいけたらと考えている。

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